デチョーカーがスペインで30セーブ、公式報告書

デチョーカーがスペインで30セーブ、公式報告書

2024年11月8日

スペイン政府の発表によるとスペインで4ヶ月間に30件の死亡事故が発生した。これにより、デチョーカーの救命事例は81件となり、この装置が普及しているスペインだけで51件が記録されたことになる。

AMAS(Agencia Madrileña de Atención Social)と呼ばれる政府社会福祉機関の職員によると、最近発生した救命事故は、同機関が運営する老人ホームやその他のセンターで発生し、28人の大人と2人の子供が巻き込まれたという。

スペインの健康雑誌『Con Salud』に掲載された記事で、AMASの職員は、誰かが窒息した場合の伝統的な対処法であるハイムリッヒ法よりも、デチョーカーの方が優れていると述べている。ハイムリッヒ法は、窒息者が立って誰かに助けてもらうという協力的な場合に最も効果的な方法である。しかし、最近の事件に巻き込まれた患者の多くは、協力することができなかった。

「例えば、認知症の人の場合、患者は協力的ではありません。「それどころか、興奮してセラピストや介助者の仕事を妨害するのです」。

デチョーカーは被害者の協力を必要としないため、高齢者や幼児、知的障害者の窒息事故に最適である。デチョーカーの使い方は、プラスチック製のフェイスマスクを被害者の口と鼻にかぶせ、吸引プランジャーを引き戻すだけ。

また、「ハイムリック法が危険な高齢者や妊娠中の女性にも効果的です」とも述べている。

デチョーカーはここ数ヶ月、スペインで人気が高まっている。記事によれば、同国では毎年2,700人が窒息による窒息死をしており、そのうち1,900人は喉に異物が詰まったことが原因だという。これは1日にほぼ6人が死亡する割合であり、これらの記録されたケースの多くは、AMASが運営する、弱い立場の患者が集まる介護施設で発生している。

2016年、スペインにおける窒息死の流れを止めるための戦略的計画が策定され、デチョーカーはその戦いにおいて重要なツールであることが証明された。

私たちデチョーカーは、私たちの救命器具がスペインでこのような素晴らしい成功を収めていることに感激しています。嚥下障害のある方、小さなお子様、ご高齢の方など、窒息の危険性が高い方がご家族にいらっしゃる場合、また、窒息している人をどうしたら助けられるかとお考えの方は、ぜひデチョーカーについてもっと知ってください。

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